2017年1月26日

楽しく 戸惑いに 浸かる

WS の映像も、ジャニーズweb のレポートも見ずに、全ての情報をシャットダウンして臨んだ甲斐がありました。

今更遅いかも知れませんが、TTTをこれから見られる方、絶対ネタバレ回避がお勧めです。どうぞ、この先にこの先に進まれる事なき様^_^

火曜日の夜の部、2回公演は、声がやばいそうです。






























「不惑」の曲をテーマにした大人の物語って感じかな? と漠然と思っていたら、不思議なファンタジーの世界でした。

ぱらぱらぱらっと普通の感じで舞台に現れた3人が会見前の注意を語り始め(坂本くんが見事に噛んだのは、そういう作りなのか、たまたま昨日だけなのかは、一回しか見ないのでわからない)、もう始まり? どうやって進んでいくの? と思っていたら、お手紙を持った人が登場。その後、舞台転換にも、しょっちゅういろんな人がバックで動くんだけど、3人しか出ないって言ってたから、トニセン以外の人も舞台にいるのを見て、へーって思った。
考えてみたら、健ちゃんが4人の元彼女に会いに行く話の時の舞台転換とか、夜中犬の部屋中を舞う手紙とか、舞台を動かす人達っていつもいたのに、全く3人しかいないって思い込んでいたから。

そんな思い込みが覆され、3人が手紙の人に促され、戸惑うのはどんな時? をテーマに話し始め、そこからイノッチが長谷川に、坂本くんが三池に、長野くんが由利に、滲む様に変わっていくまでの不思議な感じ。

一回しか見ないから、絶対にこの空間を楽しむ! と心に決めて臨んだのですが、え、これはこのままずっとこの設定で行くの? え、長谷川、ずっと病気? その他いろいろ「?」だらけで、本当に戸惑う私。

でも、最後まで見て、戸惑う3人と一緒に戸惑うのが、この舞台の見方なんだろなーと思える様になりました。だから、ネタバレ見ないで正解。ストーリーの細かいところまで、ついて行けてなくても、大丈夫。

だって、要所要所に歌が入るんですよ。聞き覚えのある歌ばかりですよ。
ストーリーの要となる、ブラスバンド用の曲でさえ、新曲のはずなのに、昔から知ってる様な、懐かしい感じがする、ああ、トニセンの曲だなぁって感じで。

みんな私の大好きな曲ばかり。

Sing!

ちぎれた翼

Days~Tears of the world

これ、生で、この近さで(グローブ座だもの、どの席も近い)、3人が歌いハモるのを聞けるとは…。こんなに幸せでいいのか、私。何度も眼がうるうるしてしまいました。

ミュージカルや時代劇みたいに、いかにも舞台なメイクじゃなくて、普通っぽいのも良かったな。

入院しちゃった長谷川の、心細気な感じ。でも、イノッチをこの役にしたのは正解なんですよ。病院の場面では、いつもバスローブみたいなガウンを着てるわけで。

あと、科学者の由利も、正解。長野くん+白衣=ため息。

私の眼の前で坂本くんがステップを踏みながら歌い、背景に美しい長野くんと、ペラッペラのイノッチ! 忘れられない、いや、絶対忘れちゃいけない、光景でした。

長谷川の初恋の女性が、由利の妹であり、三池に想いを寄せていたっていう、3人の関係でしたが、イノッチ、その話をしていた時、「そしてそれから数十年」って言ったよね。これは、たぶん「十数年」の間違いだよね。高校時代から数十年じゃ、歳取り過ぎだもの。


戸惑いを楽しむ、贅沢な舞台でした。カーテンコールでしゃべってくれる、素の3人がまた、いいんだよな。この3人のプロジェクト、また、やって欲しい。

このまま、密やかで小さな三角形のままでいいから、ずーっと居て、そこに。



イノちゃんマンカップ、On the Townのとペアになりました。でも、今回のが、微妙に太いんだよー。そういうとこ、なんか抜けてて可愛い。