2014年4月25日

無事に終わったかな?

剛くんの舞台、大阪初日。
自分の観劇から随分経つけど、ようやく言葉にできそうな気がしてきた。
ネタばれ気にせず書いていきます。








忘れないうちに、細切れに書いて行くけど、まず、イギリスの原作を、固有名詞も背景も全て日本に持ってきた脚本は凄いね。原作の雰囲気を壊さずに、ひとつひとつ納得できる名前や地名に置き換える作業は、パズルの様で楽しかったでしょうね。

取り敢えず、おかあさんの住んでる町が西葛西でよかった。亀戸や新小岩じゃ、幸人くん電車に乗れないもんねー。

大阪では、ベージュは新しい小さいベージュになるのかしら。
私が見た時、ベージュは幸人に抱かれながら一生懸命ぶんぶん尻尾を振ってて、かわいかったなー。
箱に戻して持って帰る時、パパよろけそうだったよね。

数学検定の答えの証明!
確かに原作でも、そんな証明本文に入れてもみんなが興味を持つとは限らないから、どうしても本に入れたいなら巻末付録としてつけたら? そうすれば、読みたい人だけ読めるでしょ、という先生の勧めで、巻末に付録としてならついていた訳だけど、そして、原作を読んだ時には見事に私も読まずにスルーした訳だけど、巻末付録が、カーテンコールになるとはね。確かに、そうすれば、証明なんかに興味のない人は、さっさと帰れる訳だしね。
そして!実際、あの証明を見ずに帰った人がいて、びっくり!どうしても時間がなかったのかなぁ。

登場人物のどの人にも共感できて、居心地のいい空間でした。
居心地がいい?
そう、心が苦しくなって何度も泣いたよ。でも、原作では、えっ?って引いちゃったお父さんの行動も、舞台で見たらすんなり入って納得できたし、お母さんの苦しさもすご〜くわかるし、幸人のまっすぐすぎる心もね。でも、この空間から逃げ出したいっていう気持ちにはならなかったから。一緒にいてあげたいって、思ったから。


そしてそして、舞台上の動きが面白かった。この間の健ちゃんの舞台の場面転換のところもそうだったけど、計算し尽くされた動きは、美しいねー。

私のお気に入りは、ドアの開け閉めと、宇宙遊泳と、自動改札。あ、あと、手紙が飛び交うところも。

剛くんには、これ以上痩せないで、と言っておきたい。ちょっと最近ごたごたがあったけどさ、とにかくもっと食べて。

剛くんのせりふの多さや、舞台上に出ずっぱりなところに感心する声が多いけど、なんか、剛くんならこんなの普通でしょ、みたいに思っちゃってた。
気持ちを落ち着かせるために数列を唱えるけど、あれ、スクリーンにも出るから絶対間違っちゃいけないし、凄いよね。

で、舞台がぜーんぶ終わったら、パッとぜーんぶ忘れちゃうんだろうなー。
それも含めてぜーんぶ森田剛クオリティ。

舞台に関わるみんなが、幸せになりますように。

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