2012年7月17日

所詮、ドラマですものね

大河ドラマ、保元の乱以降、清盛が策略家になって、賢い大人の清盛を演ずるマツケンさんの抑えた演技がなかなかよかったんだけど、平治の乱で、ライバル義朝との絡み、親友との戦いってことで、なんだか作りすぎの気がしますね。

一騎打ちなんかしちゃってさ。
頼朝を殴りつけたら、義朝の顔になっててさ。

ま、所詮ドラマだからねーと言ってしまえばそこまでですが、せっかく細かい出来事も史実や記録に基づいてうまく描いて来たので、あまり現実遊離をせずに、しかしドラマチックに、やっぱり大河、描き方がうまいねぇと、唸らせるような見せ方をしてほしかったと思います。

剛くんの時忠さん。「頼朝?当然死刑に決まってんだろ」みたいな事を言い、「じゃ、あなたが斬りますか?」と言われ、「それは、俺じゃねーよー」みたいなせりふが、時忠らしい。こういう、脇役については、役作りがしっかりできているというか、シナリオもぶれてない感じなのよね。

主役が大きすぎて、どう描くのか、製作サイド全体に迷いが見えません?
もともとわからないところが多い人物で、残っている記録も悪者扱いだらけだとしても、そこを大河ドラマとして清盛さんを主役にしたんだから、あくまで清盛をかっこよく、さすがだねーと言う感じにしてあげてほしい。どんどん先を急いで、主役の清盛が10月くらいで死んじゃうような事があったら、絶対許さないから。

ここから先は、さらに、いろんな利害関係がせめぎ合って、誰と誰が手を組むか、とか、誰がどうして不満なのか、とか、どうして裏切ったりするのか、とか、ますます時代背景が複雑になって来ますので、いろんな人間関係がよーくわかるように、あまり先を急がず、じっくり描いていただきたいと思います。

来週は、とりあえず、時子さん・時忠くんの妹、滋子ちゃん大活躍というところで、時忠くんの出番もたくさんあるかな? 朝廷における平氏の地位が盤石になりつつあるので、出世のし放題、時忠くんの衣装が豪華になっとりましたね。

してやられた・・みたいな清盛の「だいなしじゃ・・・」というせりふの表情、秀悦ですね。

滋子ちゃんの結婚式の髪型・衣装が楽しみです。





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